甘夏edu

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天狼院スピードライティングの学びを子どもの自由研究に使った話

「天狼院スピードライティング講座」を受講した。

Facebookにたびたび上がってくるので気になっていて、勢いに任せて申し込んだのが6月。講座に行き損ね、オンラインの実況中継も見損ね、後日動画もシェアされていたのにそれすら見そびれて、昨日になってようやく見た。1ヶ月をゆうに越えての受講。「そりゃあスピード必要だろうねえ」というしかない状態である。


実は振り込んだお金を半ば捨てたつもりでいたのだけど、昨日突然「見るなら今。今しかない」と思った。それで、息子の塾の近くのファミレスで、お迎え時間までの間に一気に見た。もともと60パーセントしかなかった携帯の電池の残量が、終わる頃にはわずか4パーセントになっていた。

動画の内容について書くのは控えるけど、全編を通して刺さりまくる内容だった。早く書くことで得られること、書かない人がする言い訳、自分を「書ける状態」におくことについての責任。そのいくつかは、わたし自身も体験したことのあるものだった。プロの言葉で語られるそうした話のひとつひとつが、だらだらと動画視聴すら先延ばしにしてきたわたしを刺し、一方で元気づけてもくれた。早く書くための具体的でシンプルな工夫がたくさん聞けたのもよかった。


「わたしにもできるかもしれない」

そんな風に思って翌日の今日。わたしは得た学びを、自分のライティングよりも前に、息子の自由研究ライティングに使ってしまった(笑)。

早く書くことで得られること、書かない人がする言い訳、自分を「書ける状態」におくことについての責任。それに加えて、早く書くための具体的でシンプルな工夫。昨日聞いたばかりの話を得々としてシェアし、「じゃあ書いてごらん」と言ったら、息子は本当に「日光東照宮」についてのまとめ1000文字を1時間ちょっとで書き終えてしまった。
わたしはその横で、自分の原稿3000字を45分で書いた。

書き終えてから、「すごかったねえ」と、息子と驚きあった。文字数も(自分比で)だが、ひとことも口を聞かずに集中して書きまくった、その感覚は未知のものだったし、息子とそれを分かち合えた感じがした。

今、息子は夕方のお楽しみテレビを見ているところだ。彼はもう夏休みの宿題をあらかた終えてしまった。傍でこれを書いているわたしの中には、子どもと面白いことを分かち合えた喜びと一緒に、いや本当はこれを使ってもっとがりがり仕事したいんだなあたし、という気持ちとが、両方ある。

子どもと一緒の夏休み、残り25日。