甘夏edu

育つ、育てる、育む、教育などなど、「育」関連のあれこれについて

歓びを源に。映画館でバレエを見た話

友達に誘ってもらって、「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン」というのを見てきた。オペラやバレエといった舞台の内容を、映画館のスクリーンで見られるのだという。このところ家の中で本読むか落語の音源聞くかばかりで世捨て人っぽさが加速して…

習い事をやめる時

「やっぱりぼく、剣道やめたい」 と、朝5時に言われた。ぎょっとして飛び起きると、枕元に正座して既にはらはらと泣いている次男がいて、さらにぎょっとした。 とっさに、「そっか、わかった」と言ってしまってから、こんな即答で大丈夫かわたし、という不安…

勇気を出して書くということ

山田ズーニーさんの文章講座に出た友人が、講座から学んだこと、講座を通じて感じたことや発見したことをシェアする会を開いてくれた。山田ズーニーさんを知ったのはおそらく長男を出産して1年くらいの頃で、国語の教師をしていて作文教育に興味があったわ…

AIやばい

山手線の中で、「AIやばいよねー」と息子が呟いた。目の前にはAI本の広告。「既にAIはMARCHレベル!!」という煽り文句が躍る。MARCHレベルではあるが早慶レベルではない、という微妙な精度のAIロボットをちょっとだけ思い浮かべながら、何がやばそうなのか…

今、日付が変わりました

除夜の鐘を、初めてついた。 紅白でユーミンと桑田佳祐の往年感に胸を打たれ、すっかり満足してさあ寝ようか、となった時に、 長男が、「じゃあ約束通り(鐘つき)行こうか!」と言い出した。夕食時に、義姉が行ったらいいよーと勧めていたのを思い出したが当…

怖がる君が怖かった

小学校の頃、O君という同級生がいた。 背が高く、顔立ちがよく、足が速くて喧嘩っぱやい子だった。田舎の小学校の密な人間関係の中では、彼の「喧嘩っ早い」部分だけが完全に浮き上がっていた。女の子たちからはあからさまに嫌われ、男の子の中にも、彼と仲…

「愛されていない」と君は言うだろう

このところ、兄弟げんかが増えている。 そもそも四六時中ずっと絡んでるからなんだろうけど、ちょっとしたことですぐけんかになる。仲裁する気持ちなんてとっくの昔に消え去っていて、わたしは、ふたりのやりとりをただただぼーっと聞いている。 互いに投げ…

時間もお金もありゃしない

そういえばここ5年くらいずっと、「時間がない」or「お金がない」ばっかり言ってるなああたし、と唐突に気づいた。 ないことに気づいたわけではなくて、どちらかというと、 「前はそんなことなかったのになー」 という感慨(慨嘆?)だ。若い頃は(って言っ…

コンプレックスとは限らない

先日のこと。 長男の塾へ、次男を連れて迎えに行った。次男は、友達と一緒に降りて来た長男を見つけるなり駆け寄っていった。 しばらくして、長男がにこにこしながら近くに来て 「みんなが初めてぼくの弟を見た感想、」 という。なになに、というと、 「身長…

「相談」に応えるということ

dot.asahi.com 鴻上尚史さんによる、この文章を読んだ。「同調圧力」と「自己肯定感」の問題が、「帰国子女で華やかな服装を好む娘が、クラスで浮いてしまっている」という相談に対する「回答」として綴られている。とても面白かった。同調圧力の強さと自己…

子どもの作文をみる時に大事にしたいこと

先日、帰省した際に姪っこの読書感想文をみた。(lookのほうではなく、指導?手伝い?あれ、なんていうんだろう・・・。)やってみて改めて思ったんだけど、作文のワークシートによくある「この物語の主題はなんですか」って、子どもにとっては本当に答えに…

陰謀論とか黒幕説とか。

完全に息子用に買った「陰謀の日本中世史」(呉座勇一著)が面白い。歴史上の俗説通説(多くが陰謀論に紐づいている)に、歴史学の視点からひとつひとつツッコミを入れていく、という、地味〜な労作。 トンデモ科学同様、トンデモ史観というのも確実にあって…

天狼院スピードライティングの学びを子どもの自由研究に使った話

「天狼院スピードライティング講座」を受講した。Facebookにたびたび上がってくるので気になっていて、勢いに任せて申し込んだのが6月。講座に行き損ね、オンラインの実況中継も見損ね、後日動画もシェアされていたのにそれすら見そびれて、昨日になってよ…

街角の夏休み

子どもたちの夏休みに突入して3日目の平日。彼らは午前中は家で過ごし、午後から児童館や図書館に出かけていく。バスに乗れば気に入りの小さい科学館もある。夏休みをきっかけに、自分たちの足ででかけられる先が増えそうだなと期待している。こういうとこ…

お母さんの笑顔は家族の笑顔・・・的な

「お母さんの笑顔は家族の笑顔」的なフレーズを、ここ1ヶ月で何回か聞いた。この言葉、これまでも何度となく聞いてきている。聞くたびに、まあ間違っちゃいないんだろうけど、なんだかなあ、という気持ちになる。数回聞くうちに、あることに気づいた。「お…

麦わらのかごを手放して百均のトレイに代えた話

台所に、ジップロックや使用前のスポンジ、ラップなどをしまうかごを置いていた。 そのかごを、わたしはたしか就職してすぐの頃、下北沢の雑貨屋で買った。麦わら帽子に似た材質のそれは、中にものを入れるとぐにゃりと形を変える。割とすぐに自立しなくなっ…

図書館通い

久々に近所の図書館へ行って、本を借りてきた。・小説2冊(よしもとばななと司馬遼太郎)・洗顔だけで美肌になれる本・無印良品とIKEAのグッズで整理収納する本・白氏文集ザッピングするような感覚で館内を巡って手に取った本は、わたしの今の脳内を表して…

理想のテーブル

昼食前のこと。リビングのテーブルでお茶を飲みながら何か書き物をしていた息子に、「今からそうめんゆでるからそろそろテーブルの上しまってくれる?」と声をかけた。返事はあったけれどすぐに動く様子はない。しばらくしてお湯が沸いたのでもう一度声をか…

しずくがこぼれ落ちるように

人が変化する瞬間が好きだ。たとえば、跳び箱が飛べるようになる。ずっと指が回らなかったパッセージが弾けるようになる。考え続けてたことが、ふっと「わかる」。お互い緊張して固くなってた会議の空気が、ゆるんで流れ出す。そういう瞬間にたくさん出会い…